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itonami kitchen(イトナミキッチン)知る人ぞ知る、野菜と発酵を味わう一軒家カフェ

  • 執筆者の写真: 史帆 市原
    史帆 市原
  • 5月12日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月13日


itonami kitchenのランチ

大分県竹田市。城下町から少し離れて、車で山あいの道を走る。のどかな田園風景を抜け、川沿いの道をどんどん進む。「この先に本当にカフェが?」と少し不安になる頃、ナビから小さな橋を渡るように指令が。ここを渡るの思いながら進むと、現れるのがitonami kitchenです。


知らなければまさか来れない場所。外観はどう見ても普通のお家。でも、その扉の向こうには、素敵な空間と食体験が待っています。


itonami kitchenの外観


おしゃれなのに落ち着く、グッドセンスな空間


itonami kitchenの店内

出迎えてくれるのは、店主の友永英子さん。やわらかな笑顔と物腰で、緊張していた心もすっとほぐれていきます。


店内は、北欧の椅子や洗練されたテーブルが並び、どこを切り取っても絵になる空間。飾ってあるアート作品も素敵なんですよねぇ。センスの良さにただただ感嘆してしまいます。


itonami kitchenの本棚

本棚に並ぶ本もまた素敵。料理や暮らし、文化など、一冊一冊が想いと世界観を映し出しています。


この日は、和室のローテーブル席に。窓の向こうには庭が広がり、緑と空気のつながりを感じられる特等席。静かな時間が流れ、気づくとリラックスしている自分がいます。


itonami kitchenの店内


手間と想いが詰まった「シンプルなのに感動のランチ」

itonami kitchenのランチプレート

itonami kitchenのランチは一種類。でもその品数とバランスに、運ばれてきた瞬間から心が躍ります。


どれもシンプルな料理なのに、ひとくち目から「おいしい!」と心の中で叫びたくなる。そして食べ進めるごとに、「なぜこの味が出せるの?」と驚きと感動が続きます。


主菜とか副菜とかいう言葉があるけれど、あれどういう意味なんだろう?お肉の料理がど〜んとあって、あとは添えてるっていうイメージですよね。itonami kitchenのお料理はほとんどが植物性。お肉もちょこっと入っているけれど、主菜だぞ〜みたいな主張はなく。どれも、副菜のようで、主菜!!野菜だから地味なんじゃないんだな。味わいが強くて、どれも立ってる!


itonami kitchenのお料理

特におすすめなのが車麩の唐揚げ。ジューシーでコクがあり、正直お肉の唐揚げ以上に好き。毎回この味に惚れ直してしまいます。

itonami kitchenの車麩唐揚げ


この日のメニューはこんな感じでした!(itonami kitchen instagramより)


✴︎ほうれん草のポタージュ


 こだま農園のほうれん草、玉ねぎ、じゃがいも、


自家製塩麹、オルチョサンニータ


✴︎発芽酵素玄米


 大島農園の玄米 北海道産無農薬小豆 なずなの塩


✴︎グリーンサラダ


 こだま農園の50度洗いしたグリーンレタス


✴︎キャロットラペ


 50度漬けした人参 有機白ワインビネガー


 有機レーズン オルチョサンニータ


✴︎厚揚げのソテー 自家製ふき味噌


 久住花びしの厚揚げ 庭の蕗のとう


✴︎鶏ささみ肉の温サラダ スパイシーラー油


 50度漬けしたささみ肉を低温蒸し


 こだま農園の水菜 50度洗い&低温蒸し スパイシーラー油


✴︎グリーンファーム平飼い有精卵のゆで卵


 自家製麦麹のスパイス醤油麹のせ


✴︎わけぎのぬた


 大島農園のわけぎ 自家製酢味噌


✴︎菜の花の塩麹和え


 大島農園の菜の花 自家製塩麹


✴︎ふきのおひたし


 庭のつわぶき 


✴︎大根の低温蒸し クリチ醤油麹


 こだま農園の大根 自家製醤油麹


✴︎車麩の唐揚げ


 自家製甘酒タレに漬け込んで


✴︎こごみの山椒醤油かけ


 大島農園のこごみ 自家製山椒醤油


✴︎野菜ピクルス


 赤大根

itonami kitchenで食べる様子

いつも、一品一品、メニューを読みながら、味わってしまう。



素材の力を引き出す、ていねいな手仕事


店主の英子さんは、「50度洗い」「低温スチーミング」の講師としても活動されています。その技術と知識はitonami kitchenの料理にも活かされ、麹を自家発酵させ、玄米ごはんを寝かせて熟成させるなど、見えない工程がいくつも重ねられています。(このごはんもめちゃくちゃ美味しくて、おかずいらず。これだけ食べてうまい)


itonami kitchenの玄米ご飯

味を「足す」のではなく、素材の本来の力を最大限に引き出す。野菜の甘みや旨味がじんわりと広がるその味は、まさに「和の美学」。何も派手なことはしていないのに、心と体が喜ぶような美味しさがあります。


itonami kitchenのデザート

この日のデザートも、美味しかったな〜〜。


わざわざ行きたい。ここに来るためだけに旅をしてもいい


山の奥にあるこのカフェは、決してアクセスの良い場所ではありません。でも、ここに来るために飛行機に乗っても行く価値があると感じさせるお店。


都会の喧騒を離れ、自然の中で、身体と心を整えるような食事と時間。“itonami”という名前のとおり、ていねいな暮らしの営みを感じさせる場所です。


「加える」のではなく「洗練させる」。英子さんの料理には、そんな哲学を感じます。


そうそう。料理で使っている調味料や、提供しているお茶などを購入できる物販コーナーもあります。特にオリーブオイルは感動的な美味しさ。


itonami kitchenの物販コーナー

itonami kitchenの営業日と予約


営業日は基本的に、金曜・土曜。時間は、11時半から15時(14時O.S)ですが、不定休もあるので、instagramでスケジュールチェックして、予約してから行くのがおすすめです。予約はinstagram DMからもできますよ。





まとめ

竹田の自然の中で、心まで満たされるカフェ。itonami kitchenは特別な存在です。ぜひ大切な人と、自分を癒したいときに訪れてみてください。静かに、でもしっかりと記憶に残る時間が待っています。


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