【竹田観光スポット】景色と歴史を味わう、城下町の丘の上「広瀬神社」へ
- 史帆 市原
- 3月21日
- 読了時間: 3分

心折れそうな階段の先に待つ、ご褒美の絶景と静かな時間
竹田の城下町で「あの階段、登ったことある?」と地元の人に聞くと、多くの人がこう言います。「もちろん、あそこは好きな場所」。それが、今回紹介する広瀬神社です。
この神社は、長い階段を登った先に佇んでいます。少し心が折れそうになる道のりですが、登った先には、城下町を一望できる絶景が待っています。
この記事では、竹田の町の人々に結びついた「広瀬神社」の魅力を、観光目線と歴史の両面からお届けします。竹田旅の立ち寄りスポットとして、きっと行ってみたくなるはずです。

広瀬神社とは?
広瀬神社は、竹田の城下町の奥、山の斜面にある神社です。長い階段を登った先、小高い丘(?)の上にあり、城下町全体を見渡せる立地にあります。
ここでは、竹田出身の海軍軍人・広瀬武夫命を祀っており、武運長久や学業成就などのご利益があるとされています。神社そのものは大きくはありませんが、拝殿と本殿が静かに構え、清々しい空気に満ちた場所です。

展望台からの絶景が魅力の竹田観光スポット
階段を登り切ると、そこには広瀬神社の境内と、竹田の町を見渡せる展望台があります。まるで碁盤の目のように整えられた町並みを上から俯瞰できる場所で、写真スポットとしてもおすすめです。

展望台の一角には、石でできたテーブルと椅子が設置されていて、景色を眺めながら一息つくことができます。
実は、竹田まちホテルでは持ち出し用の抹茶セットをご用意しており、ここで野点(外でお茶を楽しむこと)をするのもまた格別な体験。
季節や時間によって変わる景色の美しさも、何度でも訪れたくなる理由のひとつです。
地元の人にとっても、広瀬神社は特別な場所。お正月や七五三といった節目の行事に訪れるのはもちろん、放課後や部活帰りにふらっと立ち寄って景色を眺めたり、友達と語り合ったり。人生の風景の一部になっているような場所です。

広瀬神社の歴史 〜 英雄・広瀬武夫を祀る神社 〜
広瀬神社は、明治時代に創建された比較的新しい神社です。祀られている広瀬武夫は、竹田出身の海軍軍人で、日露戦争の旅順港閉塞作戦で戦死。その勇敢な行動と精神は「軍神」として称えられ、死後に神格化されて神社が建立されました。
特に彼の死を悼んだ乃木希典将軍や、全国の人々の声によって、この地に神社が建てられたことからも、彼の存在がいかに大きかったかがうかがえます。
境内には、広瀬武夫にまつわる石碑や資料もあり、歴史好きな方にとっても見どころの多いスポット。竹田の歴史の一端に触れる貴重な機会となるはずです。
広瀬神社
住所:大分県竹田市竹田2020
駐車場:あり。正面の階段脇と、裏側から登った場所の2箇所にあります。
トイレ:あり
子連れ:階段を登ったところに、岡神社という小さな神社があり、遊具がいくつかあり遊べます
※長い階段を登るのがしんどい方は、裏手に坂道があり車で上まで登ることができます
▼広瀬神社の前後はここ!
📍 竹田まちホテル
竹田の町歩き、歴史巡りの拠点には「竹田まちホテル」がおすすめ。絶景と歴史、そして町の人たちの思いが詰まった広瀬神社まで、徒歩でアクセス可能です。
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