【竹田市 観光ルート】旅の目的で選べる、5つのおすすめモデルコース
- 史帆 市原
- 6 日前
- 読了時間: 10分

大分県竹田市。自然に包まれたこの町には、観光地としての派手さはないけれど、だからこそ心に残る旅ができる場所です。
今回は、「どこをどう回ったらいい?」という方のために、地元に暮らす私たちの目線で、竹田市を楽しみ尽くす5つの観光ルートをご紹介します。1日しっかり満喫したい方にも、半日だけ巡りたい方にもおすすめです。
私たちについて
私たちは東京から竹田に移住して10年。シェアハウスと竹田まちホテルという小さな宿を営んでいます。ガイドブックには載っていないけど、何度でも行きたくなる「ここはすごい!」という場所が竹田にはあちこちにあります。そんな竹田のディープスポットを少しずつ紹介していきたいと思っています。
コース一覧
1.<1日> 歩いて巡る、アートと歴史と温泉のまちあるき
2. <1日> コース王道をよくばり満喫!高原と歴史のドライブ旅
3. <1日> コース絶景と写真スポットを巡る、フォトジェニック旅
4. <半日> 水と祈りにふれる、神原パワースポット巡り
5. <半日>ミステリースポットをめぐる、非日常ショートトリップ
1.<1日> 歩いて巡る、アートと歴史と温泉のまちあるき
歩いてまわれる城下町エリアを中心に、静かなアートスポットや地元パン屋、岡城跡などをめぐるコース。途中で温泉にも立ち寄れる、一日かけてのんびりと町の空気に浸れるプランです。
Olectronica ギャラリー不図

大分県竹田市の豊後竹田駅を降り、川を渡り少しいくと見える『不図』という看板。窓から眺めると、雑貨屋さんみたいな店内。入ると、アート作品と、暮らしの道具…うつわやお皿、お盆に急須、カトラリーなどが並び、古い椅子や額縁、何に使うの?っていう金属とかが売っています。
ここを運営するのはOlectronica (オレクトロニカ)。彼らが運営する市(いち)として、直感で選んだものたちが並べられているそう。竹田はアーティーストが多く、アートイベントもよく開催されています。暮らしとアートがつながった、竹田らしいお店。
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nageia coffee

豊後竹田駅からすぐの場所にある、洗練されたカフェ。自家焙煎のスペシャルティコーヒーを楽しめます。
豆は浅煎りのものが中心で、フルーティーでナッツやカカオを思わせる華やかなコーヒーを一杯一杯ドリップしてくれます。
店内には竹田のアーティストのアート作品が飾っていて、音楽もいい感じ。アートのまち竹田の空気感を満喫できることでしょう。
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かどぱん

豊後大野に20年以上前に移住してきた臼田夫妻がはじめた山の中のパン屋やまぱんのパンを、城下町で楽しめる場所。かどぱんのパンは、素材のひとつひとつにこだわりが詰まっている。国産小麦、自家製酵母、オーガニックのドライフルーツ、自然塩、きび砂糖、そして湧水。安全で、旬のものを、できるだけ地元のものを。
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革工房・ギャラリー|古波(こなみ)/paisano

革やリネンなどの素材で、シンプルで味わいのある暮らしの道具を生み出す、小河眞平さんの工房&ギャラリー「paisano」。 使うほどに馴染む道具たちは、リピーターや口コミで人気が広がる逸品ばかり。
ギャラリー古波には、作家さんの作品や古物も並び、静かな空間にインスピレーションが湧きます。工房見学や小河さんとの会話も、この場所の魅力のひとつ。
キリシタン礼拝堂 徒歩5分

武家屋敷通りから少し離れた場所に、ひっそりと佇む「隠しキリシタン」の礼拝堂があります。江戸時代、迫害の中でも信仰を守り続けた人々が、ここで静かに祈りを捧げていたそう。隣の洞窟には、かつて司祭が住んでいたとも伝えられており、人が暮らしていたとは信じがたい空間です。
ほの暗く神秘的な空気が漂うこの場所。午後に差し込むやわらかな光が、いっそう幻想的な雰囲気をつくってくれます。町ぐるみで信仰を支えた背景から、「隠しキリシタン」と呼ばれています。
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ランチ|kana’s kitchen 徒歩20分

竹田の城下町にひっそり佇む、季節を味わう隠れ家イタリアン「kana’s kitchen」。松岡可奈シェフが地元の旬野菜を巧みに料理し、味も見た目も驚きに満ちた一皿を届けてくれます。前菜とパスタは毎週替わり、何度でも通いたくなる魅力たっぷりのお店です。
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岡城 徒歩15分

城下町から歩いて20分ほど。小高い山の上に広がる、何もない…と思いきや、実はとっても見どころ満載な城跡・岡城。
まず感動するのが、山上からの壮大な景色。そして、圧巻の石垣たち。石の大きさや積み方が少しずつ違っていて、石垣マニアのあいだでは「まるで博物館」と評されるほど。季節の草花とともに歩きながら眺めていると、いつの間にか夢中になってしまいます。
但馬屋 徒歩10分

竹田に来たら、ぜひ立ち寄ってほしい和菓子屋さんが「但馬屋老舗」。江戸時代創業の歴史あるお店で、伝統的なお菓子はもちろん、チョコやかぼすを使った新作も人気。色とりどりの和菓子が棚に美しく並び、見ているだけで季節を感じられます。お土産にも、自分へのご褒美にもぴったりです。
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花水月温泉

駅からすぐのところにある温泉。大浴場にはサウナ、水風呂、ぬるめ、熱めが揃っていて、広い休憩スペースもあり。何時間でも過ごせそうな、居心地のいい温泉です。
2.<1日> 王道をよくばり満喫!高原と歴史のドライブ旅
竹田を代表するスポットをぐるりと巡る定番コース。山と風に出会う久住高原や、温泉とスイーツの町・長湯を満喫。初めての竹田旅にぴったりです。
岡城跡

竹田に来たならまず行って欲しいのがこちら。駐車場から徒歩10分ほどで天守閣あとに行くことができます。
久住高原、阿蘇山、祖母山と、遠く山々を見渡すことができて、四季折々の草花も美しい。歴史と土地ならではの絶景を満喫できることでしょう。
早起きして、岡城の頂上から朝日を見るのもおすすめです。
三日月珈琲焙煎所 月鐘楼

三日月珈琲焙煎所『月鐘楼』は、かつて旧岡藩の迎賓館として使われていた「御客屋敷」をリノベーションしたカフェ。選ばれた者だけが通された格式ある空間が、今では誰にでもひらかれた憩いの場になっています。
畳敷きの店内からは、手入れの行き届いた枯山水の庭を眺めることができ、静かな時の流れに身を委ねながら、丁寧に自家焙煎されたスペシャルティコーヒーを楽しめます。シングルオリジンもブレンドも、店主のこだわりが詰まった味わい。
姫野一郎商店

竹田は干し椎茸の生産量が世界でトップレベル。豊富な森林が舞台となって、自然が生み出す旨味と歯応え。
その中でも姫野一郎商店は、目利きの技術が秀でていて、美味しさには定評があります。お土産にぜひ!
干し椎茸を使った、佃煮や炊き込みご飯の素、ドレッシングなどの調味料もおすすめです。
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ランチ|久住ワイナリー

城下町を満喫した後は、ガラリと雰囲気の違う、久住高原にまでドライブしてみてください!高原の景色はスケールが大きく海外旅行に来たような気分になります。
そんな景色の中佇む久住ワイナリー。久住山を背景に続くぶどう畑を見ながら、ワイン(ノンアルもあり)と石窯ピザやパスタ、釜焼きローストの料理を楽しめます。

ガンジーファーム

久住高原の絶景を眺めながらのんびり過ごせる<なんでもある場所>!まず食べて欲しいのがソフトクリーム。乳脂肪分の高いガンジー種のゴールデンミルクを使った濃厚な味わいです。馬ややぎ、ウサギのいるふれあい動物園、アスレチック、ドッグラン、レストラン、お土産物のショップが揃っています。

長湯温泉

高原を満喫した後は、歴史ある温泉に浸りましょう。長湯エリアは江戸時代にはすでに湯治場として知られており、明治期には名だたる文化人や著名人が訪れた場所としても知られています。
珍しい炭酸泉で有名で、飲んでよし、浸かってよし。多くの温泉があるので、好みのものを選んでみて。
3.<1日> 絶景と写真スポットを巡る、フォトジェニック旅
竹田のフォトスポットを1日で回るならこのコース。歴史・自然・アートの三拍子が揃った絶景旅です。
城下町|キリシタン洞窟礼拝堂

フォトツアーのスタートは城下町にあるこちらへ。光が美しくて、独特の空気感があります。
江戸時代の禁教令の中でも、町ぐるみでキリシタンを守っていた竹田。その象徴が「隠しキリシタン礼拝堂」です。苔むした階段を登ると、礼拝堂の洞窟と、かつて司祭が暮らしていたという岩窟が現れます。昼過ぎに訪れると、洞窟に光が差し込み、より神秘的。小さな町に隠された、歴史のひとコマにふれる体験です。町の人々が信仰を守った背景を知ると、また見え方が変わります。
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城下町|広瀬神社

城下町の端にある、長い階段をのぼった先にある広瀬神社。竹田の城下町を一望できます。城下町が山に囲まれていて、碁盤の目のように区画されていることを、俯瞰で眺めることができます。

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城下町|竹田創生館

城下町の武家屋敷の入り口にある休憩所。無料で入ることができて、武士たちも過ごしただろう縁側でくつろぐことができる。抹茶を立てたり、パンとコーヒーを持ち込んで食べたりするもの歓迎してくれます。いい感じの写真撮れますよ〜!
ランチ|丸福
城下町にある唐揚げをメインにした定食やさん。安くてボリュームたっぷりで、竹田のソウルフードと言って過言ではないでしょう。
おすすめは鶏胸肉の一本揚げ。でっかい骨付き肉にかぶりついて。中はジューシーで外はカリカリでおいしい!!!自社で養鶏も養豚も、米も作っているので、リーズナブルで美味しい。
黄牛の滝

腹ごしらえの後は、車で15分の里エリアへ。メディアにもよく取り上げられる映えスポット。黄牛の滝へ。駐車場から15分ほど岩場を歩いてたどり着く滝は、水量が多くて大迫力。滝の前の岩に座って写真を撮るのが定番です。
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まんじゅうハウス
次は高原の絶景を楽しめる久住高原に移動。入り口あたりにあるまんじゅうハウスでおやつをゲット。地元のおばちゃんたちが数人で毎日、生地を捏ね、餡を練って、蒸しあげているまんじゅうは、もちもちでおいしい!ぜひあったかいうちに食べてください。
納池公園

明治期に日本で最初に指定された公園の1つ。他は上野公園や京都の嵐山などの錚々たるメンツでした!
巨木が立ち並び、真ん中には湧き水の池が。自然とつながる景色にリラックスできる場所です。
久住高原コテージ

コテージにある温泉は立ち寄りできて、露天風呂からは広い空と阿蘇の山々を見渡すことができます。夕日の時間に合わせて入れば、茜色に染まる景色に浸ることができます。
4. <半日> 水と祈りにふれる、神原パワースポット巡り
湧水や神社、橋など、「静かに心が整う」スポットを巡る旅。山と水、そして人々の祈りが残る神原エリアは、じっくり味わいたいローカルパワースポットです。
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5. <半日>ミステリースポットをめぐる、非日常ショートトリップ
“トトロがいそうな神社”や“羽の生えた仏像”“龍の伝説が残る滝”。小さな町に潜む大きな物語に出会える、好奇心くすぐるコースです。
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旅の拠点には
📍 竹田まちホテル
黄牛の滝までは、竹田まちホテルから車で約20分。観光の拠点にぴったりの「竹田まちホテル」で、竹田のディープスポットをめぐってみてください。
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