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​竹田の観光スポット案内

【竹田観光プラン|神原ツアー】湧水と祈りにふれる、静かな半日旅のすすめ

  • 執筆者の写真: 史帆 市原
    史帆 市原
  • 4月2日
  • 読了時間: 4分

穴森神社拝殿

「観光地じゃない場所に惹かれる人へ」


大分県竹田市の郊外、神原(こうばる)というエリアには、人々の営みと祈りが静かに息づく、知られざる場所が点在しています。


湧き水が溢れる場所。歴史ある神社。洞窟を御神体とするミステリースポット。そして、まるでローマの遺跡のような現役の水路橋まで。


今回は、そんな「神原方面」を中心に、竹田の静かな魅力に触れるモデルコースをご紹介します。


私たちについて

私たちは東京から竹田に移住して10年。シェアハウス竹田まちホテルという小さな宿を営んでいます。ガイドブックには載っていないけど、何度でも行きたくなる「ここはすごい!」という場所が竹田にはあちこちにあります。そんな竹田のディープスポットを少しずつ紹介していきたいと思っています。観光地化された場所に刺激を感じなくなった人に、特におすすめです。


竹田観光プランモデルルート概要

🚘 移動時間目安(すべて車移動/マップ参照)


  1. いちとなな(竹田市街地)↓(約15分)


  2. 泉水湧水・諏訪神社↓(約10分)


  3. 明正井路第一拱石橋(六連水路橋)↓(約10分)


  4. 神原の河原↓(約10分)


  5. 穴森神社↓(約5分)


  6. 健男霜凝日子神社 神幸所・下宮



神原方面をめぐる、祈りと静けさの半日旅


1. 焼き菓子屋「いちとなな」で旅のはじまりを



小さな店の扉を開けると、焼きたてのお菓子とコーヒーの香り。「いちとなな」でのおやつ時間は、この旅のいいスタートになります。マフィンをテイクアウトして、次の場所でちょっとしたピクニックもおすすめ。




2. 名水百選「泉水湧水」で、手をあわせたくなる湧水体験



澄んだ池に魚が泳ぎ、ボトルで直接水を汲むという珍しいスタイル。初めて見ると「これ飲めるの?」と思うけれど、一口ふくむと、柔らかくて美味しい。地元の方々が大切に守ってきた湧水は、まちの宝物。





3. 水の神様が祀られる「諏訪神社」へ



泉水湧水の奥にある小さな神社。水を分けてもらったあと、ここで手を合わせると、なぜか自然と感謝の気持ちが湧いてくる。人の暮らしと水との深い関係を感じる場所です。




4. ローマを思わせる「明正井路第一拱石橋(六連水路橋)」



車で10分ほど移動すると、視界に飛び込んでくる巨大な石の橋。100年以上も前に造られ、今も現役で使われている水路橋です。橋の下に立って見上げると、どっしりとした迫力に圧倒されます。




5. のどかな「神原の河原」で、ひと息ついて



晴れた日なら、ここでマフィンを食べながらひと休み。川のせせらぎと山の景色に癒される、地元の人にとってもお気に入りの場所です。春は桜、夏は緑、秋は紅葉が美しい、知る人ぞ知る癒しの河原。



6. 「穴森神社」の洞窟にふれる



神がいたとされる洞窟の空気は、少しひんやりしていて、何かがいるような気配を感じる。恋や出会いのご利益、小石を持ち帰ると子宝に恵まれるという伝説も残る神社です。不思議と心に残るこの場所は、ぜひ体験してみてほしい。




7. 最後は「健男霜凝日子神社 神幸所と下宮」へ



旅の終わりには、祖母山信仰の神社へ。神幸所のそばには、見上げるほどのトチの大木が立ち、静かに見守ってくれているよう。少し急な石段を登れば、下宮の岩窟にたどり着きます。山と一体になったような空気に、そっと祈りを捧げたくなる神社です。




おわりに:祈りと自然にふれる、静かな半日旅

華やかな観光地ではないけれど、このまちには、ゆっくりと流れる時間と、人々の暮らしとともに息づく「祈り」が残っています。


湧き水に手を添え、巨木のそばに立ち、静かな神社で手を合わせるたびに、心がほどけていくような、そんな旅でした。


「また来たい」と思わせてくれるのは、派手な名所じゃなく、こういう場所なのかもしれません。竹田の神原方面、ぜひあなたも訪れてみてください。


竹田まちホテルのご案内



竹田城下町の一角に佇む、1日1組限定の一棟貸切宿。築100年以上の古民家をリノベーションし、歴史×モダンが調和する広々空間でくつろげます。阿蘇・高千穂・湯布院・別府にも好アクセスで、観光の拠点にも最適。

旅の合間に、抹茶と和菓子、湧水で淹れるコーヒーを楽しむひとときを。竹田の魅力を感じる、特別なステイをお楽しみください。




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